MEDIA AMBITION TOKYO

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    Morpho Scenery

    Yoichi Ochiai

    我々は風景から物質性を失ってしまう。風景そのものの構成要素は物質であるにもかかわらず、透明な空気と透明な目のレンズを経て網膜に光が結像する頃には、風景そのものは二次元のイメージになってしまう。立体感のない遠景は、その象徴だ。
    物質性と映像性の間にアナログの光学装置を挟み込み、運動を持たせる。物質を伴う運動は我々の身体性を喚起し、物質性を感じさせる。イメージの象徴としての遠景を映像的に変形させるアナログな物質装置は、装置を通じて生ずるイメージとそれが物質である矛盾の間に、イメージと物質を、そして、人為と自然の関係性を描き出している。

    Roppongi Hills, Mori Tower 52F, TOKYO CITY VIEW

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    2/9(fri)–2/25(sun) | 10:00-22:00

    Schedule
    • 入場料

      一般当日1800円、シニア(65歳以上)1500円、学生(高・大学生)1200円、子供(4歳〜中学生)600円

      ※東京シティビュー入場料

    Artist Profile

    • Photo : Masato Kato

      Photo : Masato Kato

      Yoichi Ochiai

      筑波大学准教授 / メディアアーティスト / Pixie Dust Technologies, Inc. CEO。
      筑波大学でメディア芸術を学び,東京大学で学際情報学の博士号を早期終了で修得。
      映像を超えたマルチメディアの可能性に興味を持ち、デジタルネイチャーと呼ぶビジョンに向けて研究に従事。
      情報処理推進機構よりスーパークリエータ/天才プログラマーに認定。2015年のWorld Technology award、世界的なメディアアート賞であるアルスエレクトロニカ賞など、国内外で受賞歴多数。