MEDIA AMBITION TOKYO

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    Robotype

    Yuichiro Katsumoto

    人はコミュニケーションに文字を使う。文字は静止する二次元の記号だ。一方で私たちは三次元の空間に生活し、体を動かし、時間を費やして文字を書く。つまり文字は、本来は多次元的な存在なのだろう。この気づきをもとに、主としてロボットを使ったキネティック・タイポグラフィーのスタディを始めた。この取り組みと、その過程で制作した装置を、私はロボタイプと呼んでいる。現在、三種類のロボタイプが完成している。最初に構想したSujigenはセグメントディスプレイをモチーフに、数字の表示に特化したロボタイプだ。次に構想したMojigenはベクタースキャンをモチーフに、アルファベットの表示に特化している。そしてビットマップをモチーフとした7×7によって、日本語の表示が可能になった。本展示では、三種の装置を収録した映像「Robotype 3」を上映するとともに、7×7にて「いろは歌」を表示する。

    This research is supported by the National Research Foundation of the government of Singapore under a funding initiative from the Interactive Digital Media Programme Office.

    Roppongi Hills, Mori Tower 52F, TOKYO CITY VIEW

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    2/9(fri)–2/25(sun) | 10:00-22:00

    Schedule
    • 入場料

      一般当日1800円、シニア(65歳以上)1500円、学生(高・大学生)1200円、子供(4歳〜中学生)600円

      ※東京シティビュー入場料

    Artist Profile

    • Yuichiro Katsumoto

      ガジェットクリエーター。1981年に岐阜で生まれ、2010年よりシンガポールを拠点に活動している。「遊び」と「時間」への強い関心から、映像制作とインタラクション・デザインを学び、学生時代からガジェットの制作を開始。代表作として雨刀(2006-)、相転移的装置(2011-)、ボトムレス・ジョイスティック(2016-)などがある。