AI Mural
芸術を学習したAIが現代の象徴を壁画として描き、新しいアートを創出します。
記録に残る人類最古の芸術は”壁画”です。AIによる芸術の学習も壁画から始めることにしました。AIは、二万年前のクロマニョン人によって描かれたラスコーの壁画から、人類は何をどのような表現で描いてきたのかを学びます。その後、AIが現代の象徴と言える図像を選び出し、それをペンプロッターを用いて描き出します。クロマニョン人が自らのテリトリーの中から壁画の題材を導き出したように、AIはインターネット上から描くべき題材を自ら選び出し描写します。
凄まじい勢いでクリエイティブな分野にまで侵食しはじめたAIによる新しいアートをお楽しみください。
Direction:三浦亜美
Context/Design:板坂諭
AI implementation:古森崇史、藤本敬介
Sponsor:株式会社ima
Artist Profile
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Ami Miura
三浦亜美
声楽専攻からバックパッカーを経て、複数の会社を経営。その後、ベンチャーキャピタルに籍を置き、新しい価値を生む企業への投資とサポートを行う。伝統産業とビジネス、工学を融合した”文化工学”を提唱し、株式会社ima(あいま)を2013年に立ちあげる。様々な伝統産業の継承をサポートすべく事業を行う。とくに日本酒業界においては世界基準の乾杯酒となる新たなカテゴリーを管理する協会の設立・運営や、杜氏の匠の技をAIでサポートするプロジェクトなどを行っている。創造分野へのAIの進出を見出し、本プロジェクトを提唱。
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Satoshi Itasaka
板坂 諭
板坂 諭:2012年に株式会社the design laboを設立し、建築設計、プロダクトデザイン、アート活動まで幅広い分野で創作活動を行う。
個人邸や商業建築設計を主軸としながら、海外メゾンなどで製品デザインを担当。NYのギャラリーやアートバーゼルなどでアート作品を発表し、幾つかの作品が美術館のコレクションに加えられるなど、エリアやジャンルを越えた活動を行っている。