Movement act
小野澤 峻
この作品のテーマは’’パフォーマンスは展示する事ができるのか’’です。8方向から木造のレールが中心で交わる構造体。レールにはそれぞれボールが⾏き交うための機能部品(ソレノイド)が取り付けられ、向かい合うソレノイド同⼠でキャッチボールが⾏われます。16個のボールがぶつからずに交わり続けますが、僕が作りたいのは、動き続けるロボットではありません。僕が作りたいのは、パフォーマンスです。この作品は、約5分に1度失敗する精度に土台を調整してあります。1回の稼働時間を3分間とすることで、成功と失敗が混在し、見るたびに異なる結果が引き起こされるようにしました。何度観ても面白い。そんな作品を目指しました。
Artist Profile
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Shun Onozawa
小野澤 峻
1996年群馬県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程在籍。作家活動のみならず、アート連携事業事務局長、写真家やイベントコーディネーターなど、様々な分野で活動。ジャグリングパフォーマーであった経験を活かし、エンターテイメント性を含めた展示、をテーマに作品を制作している。